住宅用火災警報器奏功事例

全国で発生した住宅用火災警報器の奏功事例を掲載しております。

事例1

 居住者が2階で就寝中、住宅用火災警報器の警報音に気付き確認したところ、点灯中のハロゲンヒーターに接触している掛け布団から炎が出ていたため、いち早く屋外に避難することができた。なお、住宅用火災警報器の音声に気付いた家人が初期消火と119番通報したため、掛け布団とハロゲンヒーターの焼損で済んだ。

事例2

 居住者が外出中、たばこの不始末が原因と思われる火災が発生したが、住宅用火災警報器の警報音に気付いた付近の住民の通報により、内壁を若干焼損したボヤで消火することができた。

事例3

 居住者が2階で就寝中、隣の部屋に設置されている住宅用火災警報器の警報音に気付き確認したところ、居室内の椅子の上の衣類から炎が出ているのを発見した。初期消火には失敗したものの、早期発見、避難できたため、当時在宅中の母親と幼児2人に怪我はなかった。

事例4

 居住者は、住宅用火災警報器の音声により目覚め、部屋に煙が充満し窓際のカーテンが燃えているのに気付いた。(子供がライターで遊んでいたところカーテンに着火し、炎症拡大したもの。)慌てて子供の手を引き屋外に避難することができた。

事例5

 3階建ての一般住宅の2階にいた母親が、住宅用火災警報器の警報音に気付き、家の中を確認したところ、1階居室から煙が出ていた。扉を開けると部屋中が煙に包まれていたため初期消火を断念し、119番通報するとともに3階にいた子供2人と無事に避難した。

事例6

 小学生の男子が、居間のこたつで宿題を終えた後、隣の部屋にいたところ、居間より住宅用火災警報器の警報音が聞こえてきた。確認すると、器具のショートによりこたつ布団が燃えていた。男子は、お風呂の残り湯を洗面器に汲み、燃えているこたつ布団にかけ初期消火を行うとともに119番通報した。

事例7

 居住者が居間の卓上コンロで調理中、飲酒で寝込んだしまったため、時間の経過とともに発煙し、居間の住宅用火災警報器が警報音を発した。ひどく酒に酔っていたため居住者本人は気付かなかったが、隣人の住人が気付き119番通報。屋内侵入した消防隊員がガスコンロの火を消したため、鍋内を焦がしただけで建物の焼損はなかった。

事例8

 家人が鍋を火にかけたまま外出したもので、近隣者が火元の台所に設置されたガス警報器(複合型住宅用火災警報器)の警報音により気が付き、周囲を見渡したところ隣家の台所開口部より白煙が出ているのを発見し119番通報を行ったもの。なお、住宅用火災警報器により早期に火災が発見されたことから、焼損したのは鍋のみでした。

事例9

 共同住宅の一室において、家人が鍋を火にかけたまま寝入ってしまったもので、同じ共同住宅に住む隣人が火元に設置された住宅用火災警報器の警報音により異変に気が付き、119番通報を行ったもの。なお、住宅用火災警報器により早期に火災が発見されたことから、焼損したのは鍋のみでした。

       住警器